Tuesday, March 1, 2016

0057 モレスキン ポケットノート ★★★



写真はご存知、モレスキンのノートです。僕がここ数年のあいだ愛用しているのはハードカバーXプレーンXポケットサイズのものになります。以前は方眼入りのものやラージサイズにも浮気したことがあるのですが、ミーティングなどで用いるノートと組み合わせて使うのであれば、このサイズ・仕様の物が最も使いやすいということで、これに落ち着きました。

モレスキンの手帳は細かなところでいろいろと仕様が異なる上、なかには模造品と思しき粗悪品を売っている業者もあるようなので、特に通販で購入する時は気をつけた方がいいかもしれません。僕が購入しているのはこちらの仕様です。

モレスキン ノート クラシック ハード 無地 ポケット QP012 黒


文房具好きの手帳は、大きくモレスキンとロジャの二流派に分かれますが、僕はロジャを使ったことはほとんどありません。あれは日めくりカレンダーのようにおもて面しか使わないので容積あたりの情報量が少なくなるような、なんかもったいない感じがしてしまうんですよね。あとは単に見た目の問題で、モレスキンのシックでシンプルな黒い表紙が好きということです。

手帳の使い方として、別になんでもありません。基本的に常に携帯していて、思いついたことを感じたことをさっと書き入れるという、ど真ん中の使い方をしています。一つだけ気をつけていることがあるとすれば、基本的に一ページに一アイデア、というルールを守っているということです。こんな感じですね。


どうしてそうしているかというと後でスキャンしやすいからです。モレスキンの手帳はシステム手帳と違ってページの入れ替えが出来ません。ですから情報は基本的に時間軸に沿って並ぶことになります。一ページに一アイデアというルールを決めておけば、後で「ああ、あのメモはどこだっけか?」と読み返すときに、大体の時間軸の目安をつけて、その時期のページの上の部分だけ見ていけば、そのページに何が書かれているかが大体わかるようになっています。まあちょっとした工夫なんですけどね。

これは『外資系コンサルの知的生産術』にも書いたことですが、僕は基本的にこの手帳をどこに行くにも必ず携帯していて、ちょっと思いついたことや考えたことがあれば、基本的に手帳に書くようにしています。最近のスマートフォンには必ずメモ機能が付いているので、それを使えばいいじゃないかと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ふっと浮かんだアイデアはその瞬間に写しとらないと手のひらに落ちた雪のように儚く消えてしまうので、やっぱりスマホのメモ機能だとまだるっこしいんですよね。あとは、少し時間があるときなど、書籍やライプニッツ!の原稿をそのまま手書きで手帳に書いてしまうこともあるので、やっぱりスマホでは難しいんですね。

ちなみに、この手帳が最も威力を発揮するのは会食のときだと思っています。頭の良い人との会食はもっとも効率の良い知的インプットの手段ですが、最大の問題があって、それはほとんどの場合、お酒が入るということです。情報の量・質ともに素晴らしい密度なんですけど、こちら側の吸収効率が著しく低下してしまうんですね。その時にこの手帳が大活躍します。手元に置いておいて「へええ」とか「なるほど」と思ったことを、ささっとメモしておく。これをせずに「面白い話を聞いたから後でメモしておこう」などと考えているとまず覚えていられません。翌朝になって「何か面白い話を聞いた」というメタ情報だけが残っているだけで、肝心要の「面白い話の内容」については忘れていることがほとんどのはずです。だから、その場でどんどんメモしていくのがコツなんですけど、じゃあこれをスマホでできますかと考えれば難しいですよね。人の話聞きながらLINEしてるんですか?と見えるわけで、やっぱり手帳は手放せないということです。

僕はコンサルタントである以前に、都市と企業を研究する文化人類学者でありたいという矜持を持っています。文化人類学者にはフィールドノートが欠かせない、ということでこの手帳は、僕にとってのフィールドノートなんです。

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