Tuesday, March 1, 2016

0040 企業参謀 大前研一 ★★

 

経営学に関する多くの名著がそうであるように、この本も同じように、たとえば3C(顧客、自社、競合)といったフレームワークを知る為の本と思って読んでしまうのはもったいありません。僕はこの本をコンサルタントになりたての頃に読みましたが、何よりも感服させられたのが「知的成果物を生み出すために、ここまでタフにロジカルにモノゴトを突き詰めて考えているのか」という知的態度です。

企業というのは意思決定のカタマリと考えることができます。新入社員から社長まで、一年のあいだノベツマクナシに毎日意思決定しているわけですが、ではその意思決定について「なぜ、そうしたのか?」「なぜ、そうしなかったのか?」と聞いた時に、誰でも納得できるような切れ味の鋭い理由を話せる人がどれだけいるでしょうか?多くの場合は「なんとなく」「今までそうしてきたから」という理由でしかないはずです。

この「なんとなく」「今までそうしてきたから」を許容しない知的生産における「構え」を学ぶことにこそ、本書の価値があると思います。

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