Tuesday, March 1, 2016

0034 W.A.モーツァルト『ピアノ協奏曲二十番』 グルダ+アバド+ウィーンフィル ★★



モーツァルトのピアノ協奏曲20番。ピアノはグルダ、指揮はアバド、オケはウィーンフィルのドリームチームです。いわゆるド定番、鉄板の一枚ですね。

モーツァルトは交響曲を41曲、ピアノ協奏曲を27曲作曲していますが、短調はそのうち交響曲で2曲、ピアノ協奏曲で2曲しか作っていません。そして、この20番はそのうちの一曲になります。ライプニッツ!で紹介しているモーツァルトの交響曲はこのほかに40番もありますが、こちらもやはり短調なんで、わざわざたった4曲しかない短調のうち2曲をピックアップしてるわけで、どんだけ短調好きなんだよ、ということですが、元々が朗らかで陽気な性格のモーツァルトがあえて書くぐらいなのでモーツァルトの短調はどれも傑作ぞろいなんです。

こちらはCDに納められている演奏とは違いますが、グルダが弾く同曲の動画です。この映像ではいわゆる「弾き振り」をやっていて、ピアノ奏者であるグルダが指揮者も兼任しています。ちょっと脇が甘い演奏ですが、まあこう言う感じです。

Friedrich Gulda "Piano Conerto No.20" W. A. Mozart

この曲は映画「アマデウス」の様々な場面でものすごく効果的に使われていたので聴けばいくつかの場面を思い出すかも知れません。映画の最後のシーンで流れていたのはこの曲の第二楽章ですね。東京で雪が降ると僕はホットワインを作ってこの曲をかけながら外を眺めるのを習わしにしています。

ちなみにこの曲は第一楽章、第二楽章、第三楽章と曲想が豹変していきます。先ほどの映像は第一楽章の冒頭、冬のウィーンに吹雪いているようなイメージですが、これが第二楽章になると天使的に穏やかなメロディーになり・・・

で、さらに第三楽章になると、こんなにドラマチックになります。


ちなみにモーツァルトの短調は、どれもシンコペーションの使い方に特徴があって、聴きなれてきたら是非スコアを読んでみることをお勧めします。第一楽章、主題導入部は低音弦が不安を煽る様にズズズーと鳴っていて、これは同じモーツァルトの交響曲25番と同じ様なシンコペーションなのかなと思うのですが、実はとても繊細なシンコペーションになっていることが、スコアを確認するとわかります、

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