Tuesday, March 1, 2016

0011 コーポレート・ファイナンス リチャード・A・ブリーリー ★


欧米のビジネススクールでファイナンス科目の定番の教科書となっている本です。ということでクオリティはお墨付きなのですが、資金調達やM&Aに仕事で直接関わることになるという人以外には通読はお勧めしません。これはライプニッツ主人がたびたび言っていることですが、よほど単純なコンセプトでない限り、仕事で直接使うことになる知識以外はどうせすぐ忘れることになるからです。

この本は、どちらかというと、資金調達とか資本構成とか、個別のポイントについて少し深く知りたい、考えたいというとき、該当する箇所を読むことで「定番の教科書」はどういう説明をしているのかを知るという、ファイナンスに関する百科事典的な読み方がいいと思います。

経営者を評価する究極の物差しが時価総額である以上、ファイナンスはビジネスのパフォーマンスを記述する基本的な採点項目になります。そういう意味では、こういう網羅的な本を書棚に一冊置いておくというのは、ビジネスマンにとっての広辞苑みたいなものだと言えるでしょうか。

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