Saturday, February 13, 2016

0001 問題解決プロフェッショナル 齋藤 嘉則 ★★★


最近はやたらとタイトルに「マッキンゼー」と入った本が出版されていますが、率直な感想として、それらの本のほとんどは読むに値しない駄本だと思っています。マッキンゼーの出身者が書いた本には、ライプニッツ!でも一押ししている大前研一先生の『企業参謀』や安宅和人さんの『イシューよりはじめよ』など、名著がたくさんありますが、それらのほとんどが書籍のタイトルに「マッキンゼー」と入れていないのは、きっと内容に自信があるからなのでしょうね。

マッキンゼーは、新卒入社や中途入社へのトレーニングが非常に充実していることで知られています。考えてみれば当たり前のことで、入社しても平均して二年程度で退社してしまう、という状況の中でコンサルティングの品質を維持しているということは、とりもなおさず、極めて短期間の間に一人前のコンサルタントを育てている、ということでもあります。筆者も見せてもらったことがありますが、大変優れたテキストだと思います。

で、この本は、筆者が知る限り、最もマッキンゼー社内でのトレーニング資料に近い内容になっています。題名の示す通り「問題を解決する」というスキルについて、コンパクトかつ精密に説明していて、僕自身がコンサルタントになりたての頃、最もお世話になった書籍の一冊と言えます。多くの「マッキンゼー流○○」を読んで時間を無駄にするくらいなら、本書を何度も繰り返し読んでほしいと思います。

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